ドロップシャドウ
ドロップシャドウについて
Startify-UIでは、UI要素や文字に適用されるドロップシャドウスタイルのルールについてデザイントークンの一環として定義しています。ドロップシャドウは、デザインに奥行きや立体感を与えるために非常に重要です。
ドロップシャドウを使用することで、UI要素に奥行き感を持たせ、異なる要素間の階層構造を明確にすることができ、ユーザーエクスペリエンスの向上とデザインの一貫性を実現するための重要な表現になります。これにより、ユーザーはどの要素が重要で、どの要素が背景にあるのかを直感的に理解することができます。
また、それぞれのドロップシャドウのスタイルはユーティリティクラスとして提供されていますので、UI要素やテキストに対して簡単にシャドウを設定することができます。
適用される箇所
UI要素
ドロップシャドウは、ボタンやカード、モーダルウィンドウなどのUI要素に適用されます。これにより、要素が背景から浮き上がって見えるため、視覚的な階層を強調し、ユーザーがインタラクティブな要素を直感的に認識できるようになります。また、特定の要素に対して注目を集める効果もあります。
テキスト
テキストにドロップシャドウを適用することで、文字の可読性が向上し、デザインに深みを加えることができます。特に、背景と文字色のコントラストが低い場合や、強調したいテキスト部分にシャドウを適用することで、文字がよりクリアに表示されます。
UI要素に対して適用されるドロップシャドウ
テキストに対して適用されるドロップシャドウ
エレベーションによる変化
ドロップシャドウにはエレベーションの概念を取り入れています。エレベーションとは、要素の高さレベルによってシャドウの長さや強さが変化するルールです。この概念は、要素の視覚的な階層構造を明確にし、ユーザーが直感的にインターフェースを理解するのに役立ちます。
エレベーションの概要
エレベーションのレベルは要素の構造上の高さを示し、レベルが高くなるほど、要素のシャドウが長く、弱くなります。これにより、要素が背景からより浮き上がって見え、重要度や優先度の高い要素を際立たせることができます。例えば、モーダルウィンドウなどの前面レイヤーで表示される要素は高いエレベーションレベルに設定され、一方でページ上に配置されるカードコンポーネントなど低いエレベーションレベルに設定されます。
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高さレベル最高 highest / level 4
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高さレベル高 high / level 3
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高さレベル中 medium / level 2
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高さレベル低 low / level 1
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高さレベル無し none / level 0
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エレベーションのメリットと効果
視覚的な階層構造の明確化
シャドウのスタイルに違いを持たせることで、要素の重要度や階層構造が視覚的に明確になります。これにより、ユーザーはインターフェース内の重要な要素を直感的に認識でき、操作がスムーズになります。
デザインの一貫性
決められたルールを適用することで、デザイン全体に一貫性が生まれます。これにより、異なる要素間での視覚的な統一感が保たれ、洗練されたデザインを実現できます。
ユーザーエクスペリエンスの向上
階層構造が明確になることでユーザーは重要な情報やインタラクティブな要素を素早く認識できるため、インターフェースの使い勝手が向上します。これにより、ユーザーエクスペリエンス全体が向上し、満足度が高まります。
光源の位置と影の方向
ドロップシャドウの影の方向は光源の位置によって決定されるという原則を採用しています。光源の位置は、シャドウの方向に直接影響を与えます。光源が上にある場合、影は要素の下に落ち、光源が左側にある場合、影は右側に落ちるといった具合です。この原則を適用することで、デザインに一貫性と現実感を持たせることができます。
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左上の光源 (右下へのシャドウ)TEXT
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中央上の光源 (真下へのシャドウ)TEXT
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右上の光源 (左下へのシャドウ)TEXT